十日戎とは? 日程と西宮神社、今宮戎神社、京都ゑびす神社の場所
関西方面の商売人なら知らない人はいない『えべっさん』こと『十日戎』(とおかえびす)。
特に大阪の今宮戎神社、兵庫の西宮神社は、1月9~11日の3日間で100万人以上の人々が訪れることで有名です。
十日戎(とおかえびす)とは
1月10日の本戎とその前後で行われる祭事です。
七福神の一神であるえびす様(恵比寿神)に、商売繁盛・家内安全・交通安全を願うお祭りのことです。
十日戎の俗称は、『えべっさん』。
関西方面の方言で【えびすさん ⇒ えべっさん】というように訛ったのではないかと思われます。
これは神様の名前であると同時に、お祭りそのものも指します。
使い方としては、「明日、えべっさんやし、昼くらいから行こか~」みたいな感じですね。
商売繁盛を願うお祭りというところでは、関東方面における『酉の市』に近いですね。
実は僕の出身地である福岡県にも、その名もズバリ『十日恵比須神社』がありまして、8日~11日の日程で正月大祭が行われています。
⇒http://www.tooka-ebisu.or.jp/
日本三大戎
◆西宮神社 (兵庫県西宮市)
◆今宮戎神社 (大阪市)
◆京都ゑびす神社 (京都市)
と言われますが、大阪では、京都ゑびす神社を外して、堀川戎神社(大阪市北区)を入れることもあります。
『堀川のえべっさん』ですね。
ミナミの今宮えびす、キタの堀川えびすとして大阪では信仰を集めています。
ちなみに、全国3500社あるえびす神社の総本社である、西宮神社は『開門神事福男選び』が有名ですね。
1月10日の朝六時に開門したと同時に、本殿に向かってダッシュする人たちの姿が、毎年ニュース映像で流れます。
関西方面にお住いの方は、このニュースを見て、「今年も始まったな~」と思うのです。(多分)
日本三大戎、場所と最寄り駅
西宮神社
最寄り駅:阪神電車・本線「西宮駅」南口より南西へ徒歩5分、JR神戸線「さくら夙川駅」より南東へ徒歩10分、JR神戸線「西宮駅」より南西へ徒歩15分、阪急電車・神戸線「夙川駅」より南東へ徒歩15分
今宮戎神社
最寄り駅:南海高野線今宮戎前、地下鉄堺筋線恵美須町駅
京都ゑびす神社
最寄り駅:祇園四条駅から徒歩約6分
市バス:四条京阪前バス停から徒歩5分
どこも混雑しますし、周囲には駐車場が多くないようですので公共交通機関で行かれることをオススメします。
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十日戎の日程、時間
【西宮神社】
1月9日 宵戎(よいえびす) 授与所は午前8時~午後12時(参拝時間:午前5時~午後12時)
1月10日 本戎(ほんえびす) 授与所は午前6時~午後12時(参拝時間:午前6時~午後12時)
1月11日 残り福(のこりふく) 授与所は午前8時~午後12時(参拝時間:午前5時~午後12時)
【今宮戎神社】
1月9日 宵戎(よいえびす)
1月10日 本戎(ほんえびす)
1月11日 残り福(のこりふく)
時間はなんと終日、24時間です。1月9日0時~1月11日23時59分までです。
いつ行っても大丈夫です。
とはいえ、出店も覗いて帰りたい方は深夜、朝早く以外の時間をオススメします。
【京都えびす神社】
1月8日 招福祭 9:00~23:00
1月9日 宵ゑびす祭 9:00~夜通し開門
1月10日 十日ゑびす大祭 夜通し開門
1月11日 残り福祭 ~24:00
1月12日 撤福祭 9:00~22:00
商売繁盛で笹持って来い
縁起物である『福笹』を売るときの口上が、この『商売繁盛で笹持って来い』です。
今宮戎神社では、境内でもこのお囃子が聞こえてきます。
というか、ずっと流れています。
意味としては、「笹を持って来れば商売繁昌させます」とか、「商売繁昌したら、また戻って来なさい」ということです。
『年の初めのえべっさん、商売繁盛で笹持って来い』
というフレーズが耳についてしばらく離れません。(笑)
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縁起物、福笹の料金
この福笹につける縁起物は、「小宝」または「吉兆」と呼ばれています。
山の幸・海の幸を模した小宝を福笹につけてもらい、神様からの「御神徳」を持ち帰るんですね。
こんな感じです。(写真は今宮戎神社のもの)
今宮戎神社では、境内で福笹を無料配布しています。
それに、好きなだけ小宝をつけてもらいます。
小宝は大体、一つ1,500円程度ですよ。
西宮神社は、十日戎限定で福ささを大3,000円、小1,000円で販売しています。
京都えびす神社では初穂料3,000円の福笹だそうです。
実際に今年(2016年)、今宮戎神社行ってきました。
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