プレゼンが見違えるほど上手くなる6つの手順と方法(1/3)
以前、プレゼンをする機会があり、慌てて色々と調べました。
そのおかげで上手く話をすることができました。
中でも最も役に立った書籍がありましたので抜粋し、内容を付け加えてシェアしたいと思います。
目次
こんなプレゼンしていませんか
与えられた時間をいつもオーバーしてしまう。
オーバーしないまでも、最後の方はいつも駆け足での説明になる。
もしくは
こんなプレゼンは聞いていて嫌じゃありませんか
情報が多すぎて何が大事なのかわからない
原稿やスライドを淡々と読み上げるだけ
そうならないために、以下の6つを押さえましょう。
※少し長くなっていますので、小見出しを見ながら必要な部分だけ読んでいただくといいかもしれません。
1. まずは伝えたいことを整理
スライドをいきなり作らない
プレゼンの目的や内容の骨組みができていないままにスライドを作ると、余分な要素が入り込みます。
集めた資料やデータを詰め込み過ぎて、全体が冗長になる原因はここにあります。
では、どういった骨組みにすればいいかというと・・・
1.あなたが求める結果(目的)
聞き手にどう考え、どう行動してほしいか。
商品を売りたいのか、知識を与えたいのかによって内容が違ってくる
2.説得材料(伝えたい提案、主張)
伝えたいことをキーフレーズにし、それに沿って説明する
3.聴衆が得られるメリット
プレゼンを聞くことで、何を得られるか。
人はメリットを感じないと、なかなか行動に移らない。
4.オープニング、クロージング
オープニングで聞き手を惹きつけなければ、中身を聞いてもらえない。
クロージングに失敗すれば、「良いことを聞いた」で終わり、こちらの望む行動をしてもらえない。
以上、4つの視点を土台に中身を作っていくことが大事になります。
20分のプレゼンであれば15分くらいで話せる内容にしよう
余裕を持って話すことで、出席者とのコミュニケーションがとれる。
こちらが知っていることを説明するという形式ではあれ、一方的な意見の押し付けでは出席者は聞きたいとは思いません。
学生時代を思い出してほしいのですが、
冗談を言わずとも授業が面白い先生というのは、生徒と上手くコミュニケーションをとっていたはずです。
(勿論、説明がわかりやすいことは言うまでもありませんが)
具体的には・・・
アイコンタクトをとる
質問を投げかけて考える時間を与える
比喩を上手く使って話に入り込みやすくする
などです。
10分で1つのポイントを伝えるくらいのペースにする
焦って早口でしゃべり、且つスライドがどんどん先に進む。
その結果、出席者が理解していないように見えるから、余計に焦る。
更に早口になる・・・。
そんな悪循環に陥らないために、伝えたいことは10分につき、1つにしましょう。
聞き手がずっと集中しているとは限りません。
そんな中、次々に大事なポイントが現れても、消化できないままに先へと進んでしまう恐れがあります。
間が持たないというあなたは、表現を変えたり、同じポイントを別の角度から説明してみてください。
【 具体例 】
「Facebookを活用したマーケティングを行いたい」というテーマであれば・・・
・Facebookの優位性をいくつか挙げる
・Facebookマーケティングがうまくいった事例を挙げる
・実際のデータを挙げる
キーフレーズを用意する
そのプレゼンを象徴するキーワードと言い換えてもいいかもしれません。
ひと呼吸で言えるくらいの長さが妥当です。
長くなると、聞き手の頭に入りません。
できればオリジナルなものがいいのですが、思いつかないときは自分がいいなと思ったフレーズを参考にしてみましょう。
企業のキャッチコピーなんかが良いかもしれません。
【 参考にしたい例 】
「はやい、うまい、やすい」(吉野家)
「すべては、お客さまの『うまい!』のために」(アサヒビール)
「そうだ、京都に行こう」(JR東海)
有名なフレーズを、そのまま使ってはダメです。
出席者の中に知っている人が沢山いるかもしれません。
そうなると、誰もあなたのプレゼンを聞きたいとは思わなくなるでしょう。
2. 流れを作る
オープニングからクロージングに至るまでの流れのことです。
オープニングのやり方4つ
オープニングで聴衆と同じ目線に立つ。
オープニングは質問で始める
間で始める
ショッキングなデータやエピソードで始める
以上、4つのうちのどれかを選んで始めると聞き手を惹きつけることができるはずです。
その後、『聞き手のメリット』を約束すると、より良い状態が作れます。
コンテンツ作りで大事な5つの要素
頭文字をとってPARTSといいます。
P(フレーズ、Phrase)
前述したキーフレーズです。
A(アンカー、Anchor)
プレゼンを聞き流されないようにする『船の錨』の役割です。
具体的には「ストーリー」や「比喩」です。
R(リフレクション、Reflection)
聞き手に考えさせるような質問を投げかけることです。
T(テクニック、Techinique)
具体的に問題解決やメリットにつながる方法やテクニックを提示することです。
S(セール、Sale)
売り込みです。
プレゼンの最終目標として、聞き手に 何らかの行動をとってもらう、もしくは商品やサービスを買ってもらう必要がありますので、ここは外せません。
聞き手の問題解決につながる商品、メリットを与えるサービスなどを提示します。
そして、それらをつなぐ「トランジション」3つの方法
次のポイントへ移る前にやることです。
これを盛り込むことで、プレゼンにメリハリをつけることができ、結果として聞きやすくなります。
直前の内容をまとめる
一つのポイントが終わったことを知らせる。
次のポイントを示す
「次に、ここまでの内容を実践するための具体策を伝授します」といったやり方
なぜ大切かをまとめる
「あなたが望む結果を得るには、これらの条件をクリアする必要があります」など
重要な位置を占めるクロージング
プレゼンはそれを聞いた相手が何らかの行動をとることで、悩みや問題を解決したり、何かを得たりすることが目的です。
特にビジネスプレゼンでは商品、サービスを買ってもらう必要があるので、ここを疎かにしては全てが台無しです。
聞き手の行動を促すこと(Call to Action)を必ず盛り込む必要があります。
実際に、どのようにすればよいのかを示さなければなりません。
クロージングは質疑応答の後で
予想外の質問が出て困ったことはありませんか?
答えることに四苦八苦して何とか切り抜けても、それでプレゼンを終えたのでは悪い印象で
クロージングでリカバーできるように、最後にもってくると良いです。
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