プレゼンが見違えるほど上手くなる6つの手順と方法(2/3)
前回の続きです。
まずはこちらからご覧ください。
目次
3.ストーリーを大事にする
プレゼンの主役は聴衆
上手く話に引き込むために共感を得ることが必要です。
自分の主張をそのまま言ってしまうと、上から目線ととられることもあります。
それを自分が体験したことや他人の話として語ると、受け入れられることが多いです。
そのためにストーリーを使います。
TVのCMでもストーリー性のある方が見ていて楽しいですし、頭に入ってきますよね。
ストーリーに主役を譲って、それに共感してもらう。
そうすれば主役は自分ではなく、ストーリーとそれに共感した聴衆になります。
イキイキとしたストーリーを語るために必要な6つの感情
①幸せ
②悲しみ
③驚き
④怒り
⑤嫌気(むかむかすること)
⑥恐怖
人間の代表的な感情の6つを利用してストーリーを組み立てます。
※①の幸せと⑥の恐怖を入れた具体例を下に用意してます。
具体的なストーリーのネタとなる「5F」
①First(初体験)
⇒ 【例】初めてLINEを使ってみた
②Fault(欠点・短所)
⇒ 【例】記憶力に自信がない
③Fear(恐怖)
⇒ 【例】車を運転しているときに子供が飛び出してきた
④Failure(失敗)
⇒ 【例】新商品を開発するために失敗した経験とその回数
⑤Frustration(不満)
⇒ 【例】上司がなかなかこちらの提案を受け入れてくれない
5つに共通するのは自分の弱みや隙
誰もが共感しやすい
商品やサービスを紹介したいときの導入部として用いるのも一つの手法
ストーリーを構成する「5C」
ネタを選んだら、次はそれをどうやって構成するか、ということに注意を払ってください。
①Characters(キャラクター)
⇒ ストーリーに登場する人物のディテールを軽く説明する(リアリティをもたせる)
②Conflict(困難・トラブル)
⇒ 直面している乗り越えたい困難やトラブルを提示(ex.名刺を整理するのに困っている)
③Cure(解決・クリア)
⇒ ②をどうやって解決したかという方法論。(テクニック、ツール、ソリューション)
④Change(結果・変化)
⇒ ②を解決したことで、どんな良い結果がもたらされるか。
⑤Carry-out Message(オチ・つまり)
⇒ 教訓や学び
以下は僕が勝手に作った具体例です。
ちょっと大げさな感じになりましたが、あくまで一例ということで。
【具体例】
名刺をスキャンしてクラウドで保管、整理できる商品を紹介したいとき
(5Fから欠点・短所と恐怖。5Cに沿って)
私は記憶力に自信がありません。(5Fの欠点・短所)
電話をもらった相手のことをなかなか思い出せず、ヒヤヒヤすることがこれまで何度もありました。(5Fの恐怖、5Cの困難)
ですから、もらった名刺をその日のうちにキレイに整理しておこうと普段から心がけています。
そうしておけば、不意に連絡があったときも誰なのかすぐに思い出せると思いました。
でも当初はそれでよかったのですが、日が経つにつれ、名刺が机の上で増殖していき・・・。(5Cの困難)
皆さんも経験があることだと思います。
そんなときに出会ったのが、この商品でした。(5Cの解決・クリア)
<ここで商品を紹介>
その結果、ちょっとした操作で相手の情報が呼び出せて、しかも机の上はスッキリしました。(5Cの結果・変化)
パソコンはあまり得意ではないのですが、これからは「パソコンとの分業制」で、より良い仕事をしたいと考えています。(5Cのオチ・つまり)
どこかで見たことがあると思いませんか。
通販番組なんかでよく見る手法ですね。
あれがずっと続けられ、それなりの成果を出していることを考えると、やはり効果的なものだと理解していただけるかと思います。
4.スライドはシンプルに
スライドはコンテンツが出来上がった後に作る
プレゼンの目的が定まってからスライドを作る必要があります。
「せっかく作ったものだから」と、どうしても内容が長くなります。
スライドを読み上げるだけのプレゼンならプレゼンターがいる必要はない
これを意識してください。
スライドは本当に伝えたいポイントだけに絞る
プレゼンが上手な人はスライドの枚数が少ない。かつ中身もシンプル。
なぜなら話(ストーリ)をメインにしているからです。
スライドはそれをわかりやすくするための補強材料です。
スライドをシンプルにするには
1~2行程度の主張 + 写真(イラスト)
というフォーマットで統一すると良いと思います。
データはシンプルにビジュアル重視で見せる
最も注目してほしいグラフや表の値は色を変える。
数字ならばそこだけ大きくする。
文字はできる限り大きくする。見やすいし、情報量を減らせる。
色は3色以内。スライド全体で色味を合わせる必要がある。
とはいえ、詳細なデータが必要なときは
詳細なデータが必要なプレゼンもありますよね。
そういう場合はスライドで見せるデータを最低限のものにしておき、後で詳細なデータを聞き手に配ってください。
※先に渡すと、聞き手は資料を読むことに集中し、話を聞いてもらえないので注意。
次に続きます。
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